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好きではじまったけれど

好きではじまったけれど



小1になった頃、娘に

「何習う?」と聞いたら

プール、迷いなくそう答えて、はじめた。


泳げるようになってもらえる

あのワッペンがうれしくて。

タイムが少し早くなるだけで楽しくて。


ただ「好き」「楽しい」だけだった頃。


2年生の12月から育成候補。

気づけば5年生の今、あっという間に選手。


好きではじまったことは、

年齢とともに「更新」を求められる。


今は、上位級のためのタイムを

意識せざるを得ない。


プールで闘う相手は、誰かじゃない。

昨日の自分のタイム。


0.2秒を縮めるために、週5〜6回、淡々と泳ぐ。


無理に拡張するわけじゃない。

絶妙な負荷をかけて、

下積みして、調整して、整えていく。



それは、調香やアロマととてもよく似てる。

(料理も勉強も出会いもきっと同じ)


香りも、最初は「好き」からはじまる。


でも、ただ好きなだけでは、

人の心には届かない。


違い、熟成、引く勇気、待つ判断。


無理に足さず、今の状態を感じ取って、

必要な分だけ重ねていく。


好きではじまったものほど、

途中から「向き合う時間」が試されるような

皆さま、どうですかね^^?


好きは、単調じゃない。

好きだからこそ、深まり、厳しくなり、

それでも手放せなくなる。


今日もまた、静かに。

先週は、配合やレシピをたくさん考えました^^