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⑦私の調香室:タイミングを逃さず、今を大切に(RE)


先日、打ち合わせで
ある男性と話していると
「僕は、将来独立したいです。彼女もそれをわかってくれていて
ついてきてくれます!」
とおっしゃっていました。

このあまりに眩しきすぎるやる気に、
頼もしいなーと思いつつ。

私がご一緒しているメンバーさんやお客様の多くは
こんなふうに夢を描いている方はほとんどいません。

今日、明日できる、
情熱をかけられる何かを探しているように見えます。

コンサルタントの時間を通して、
遠くの未来というよりは、今
不安に思っていることを解決する時間が多いです。
もし、未来の質問をしても
「3年後は、娘が小学生になるので
どうなるかわからないですね。」
その時になったら考えます。というように
自分だけではなく、夫や子供、親など
周囲の人に関わる理由で、環境が変わることを受け入れているという方が多い。

だからなおさら、動ける今を大事にしたいというか、
今できること、
今思うことを形にしたいという方が多い。

だから売りたいと思う商品を何年もかけて、
リサーチして研究、開発して販売するということが
環境的に難しく、情熱をかけづらいということが
きっとみなさんにはおわかりいただけるはず。

先のことはわからない。
だからこそ、目の前のことに情熱を注ぐ、
相手の喜びを共感する。
香りを共につくるというスタイルが、私たちにはあってます。

3ヶ月後には、もしかして妊娠しているかもしれない。
来月、夫が急に転勤になるかもしれない。
1週間後、家族に介護が必要になるかもしれない。

その時に私たちは、関わっている人たちを
切り離すのではなく、できる限り力になりたい。
その包み込む優しさが私たちの現実です。

私が長いキャリアの中で見てきた限りは、
「仕事の達成感が大事!」と思っていても
それと同じくらい「家族も大事」と思っているものです。

仕事を軽視するのではなく、
特に女性の場合、自分の人生を左右するような出来事が
仕事と同じようにライフスタイルの中でやってくるのです。

そういう不確定な未来だからこそ、
より「今」できることをしたい。

「今を大切にしたい。今日を夢中になりたい。できることをしたい。」
という熱を帯びてる私たち。

今、心を動かし、それを誰かに届けたい。
小さな「素敵」を積み重ねて、
日々喜びを感じながら成長する。

ようこそ、私の調香室講座へ