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216: クリスマスのデザインソープ

216: クリスマスのデザインソープ

1  コールドプロセス製法の手作り石けんとは、


コールドプロセス製法の石けんは、

油とアルカリを「鹸化」という化学反応させて、作ります。

石けん作りの副産物として天然のグリセリンもできます。

グリセリンは、混ざり合わない水と油を混ぜ合わせてくれるもので、

汚れを落とすことができ、お肌の潤いを保つ成分でもあります。

手作り石けんは、自然由来の材料で優しくお肌の汚れを流し去り、

洗い上がりは、お肌を保湿してくれる上質な石けんです。




2 手作り石けんの原料は


・オリーブ油とココナッツ油とパーム油を使います。

オリーブ油は、人間の皮脂に近い構成を持つオレイン酸を80%持ち、

保湿力が高く肌に優しいしっとりとした石けんになります。

ココナッツ油は、ココヤシの果肉から抽出します。

泡立ちを良くし、熔け崩れしにくく、石けんの固さを与えます。

パーム油は、アブラヤシの果肉から抽出します。

石けんに固さを与え、石けん作りのプロセスを早める役割をします。


オリーブ油でお肌に良い石けんになり、

ココナッツ油で大きな泡を立てて、パーム油が泡を持続させます。

ココナッツ油とパーム油を入れることにより、

型崩れしにくい固さのある石けんに仕上げます。




3  苛性ソーダの取り扱いは?


・苛性ソーダは、水酸化ナトリウムと呼ばれる化学薬品です。

強いアルカリ性を示し、皮膚のタンパク質を溶かす性質があります。

お肌についたり目に入ったりすると、

火傷を負ったような状態になります。

触れてしまった場合は、すぐに大量の水で洗い流しましょう。

苛性ソーダと水を合わせると発熱し、刺激臭のある蒸気を発生します。

作業をする際は、ゴム手袋、マスク、メガネを着用しましょう。



4   RECIPE& HOW TO MAKE


材料)オリーブ油150g・ココナッツ油60g・パーム油90g

・苛性ソーダ40g・精製水100g・ホホバ油10g

・ココアパウダー適量・精油120滴(6ml)


年に一度のクリスマスの調香も楽しみましょう。 

冬、祈り、祝い、サンタクロース、プレゼント、

ポマンダー、ジンジャークッキー、キリスト・・・・・・・ 

冬だから選べる香りを見つけたいですね。



作り方)

1 オイルをそれぞれ計り、ボールに入れて45度になるように湯煎します。

2 苛性ソーダと精製水を混ぜて、45度になるように冷水で冷やす。

3 どちらも45度になったら、オイルの中に苛性ソーダ水溶液を入れて、20分ほど泡立て器で混ぜましょう。

4 生地にうっすら線が引けるぐらいとろみが出たら、オイルと混ぜていた精油を混ぜましょう。

5 紙コップを用意し、ココアパウダーで色を作る。

6 石けん生地を白色とココア色の2つに分ける、

7 白色、ココア色の順に型に注ぐ。

8 残った白色石けん生地で模様を描く。飾りを好きなように配置する。

9 余った石けんの生地を少量ずつスプーンで落としながらお花模様を描く。竹串の後ろを使ってドット模様を描く。


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ここだけの話! ML流、クリスマス柄が輝く3つのポイント!

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1 作成前に「出来上がり」をイメージしておこう!

2 色の濃淡は、熟成中に決まる!

(日に日に、色味も穏やかに熟成していきます。出来上がる頃には、淡いパステルのように。それもまたいいですね)

3 今月の石けんは、特にカットの仕方で見え方が変わります!


5 お持ち帰り後にすること

型出し:型入れ後より24〜48時間しっかり保湿します。


カット:型出しより2〜3日後、乾燥してきたらカットしましょう。

*使用後のナイフは、酢やクエン酸で中和してから洗浄しましょう。


保管場所:直射日光の当たらない風通しの良いところ  


解禁日:型出しより6週間後から使用できます。