オークモスを使った「フゼア調」
1882年フランスの老舗香水社、
ウビガンが生み出した「フゼア(フジュール)・ロワイヤル(王家のシダという意味)」が
きっかけで生まれた香調です。
フゼアとは、シダのイメージで創られたもので、
天才調香師ポール・パルケが創り上げた香り。
ラベンダーをトップに、ベースに合成香料であるクマリンを初めて使いました。
シダのグリーンで爽やかなイメージと陰りを感じる重厚感。
どちらかといえば男性的な印象の香りです。
「フゼア」系を代表する香水としては、
ゲラン「ジッキー」、ダナ「カヌー」、
シャネルの男性用フレグランス「アンテウス」、ラルフ・ローレン「ポロ」などがあります。
調香NOTE
TOP:ベルガモット(2滴)、ラベンダー(6滴)
MIDDLE:ローズ(2滴)、プチグレン(2滴)、ゼラニウム(2滴)、カーネーション(1滴)
LAST:オークモス(1%濃度にアルコール希釈したもの4滴)、トンカ・ビーンズ(1%濃度にアルコール希釈したもの1滴)